トップサポート情報 > 電子天秤のトラブルシューティング
最初に取扱説明書をご覧下さい。
症状と状態
電子天秤の症状と対応
・下記の→でお客様での対応方法を簡単に記載しましたが、改善が見られない場合は⇒の原因等で修理が必要と判断いたします。
電源を入れても何も表示されない。
1. 電源コード、ACアダプタのコンセント側か電子天秤側の接続部がゆるんだり抜けたりしている。
→ 確実に差し込んでください。
2. コードを動かすと一瞬でも電源が入るような場合は皮膜内での断線が原因です。
⇒ ご使用は危険です。 コンセントからすぐに抜いてください。
3. ヒューズが切れている。
→ 取り扱い説明書に従って適切な仕様のヒューズと交換してください。
⇒ 交換後にすぐ切れてしまう場合は天秤側の電子回路の故障です。
4. 表示はされないが、電子天秤内部でメカが動作する音がしている。
⇒ 電子回路の故障です。
全点灯表示等は出るが、点滅のままでゼロ表示にならない等。
1. 試料皿の下の異物やダストカバーが試料皿に接触している。
→ 清掃、ダストカバーを取り外してみて下さい。
2. 振動や風等の外乱により天秤が安定しない為にゼロ点のセットができない。
→ 設置場所を変える等、外乱の要因を除去してみて下さい。
3. 電子天秤内部のメカの破損
⇒ 本体の落下や試料皿への強い衝撃が加わった後でこのような症状が現れた場合は、ほぼ間違いなくメカの破損が原因です。
また、長年のご使用による部品の劣化が原因の場合もあります。
4. 電子天秤内部の電子回路の故障
⇒ 電子部品の劣化、故障、ソフトウエアの消失が原因
マイナス(-E,-.)又はプラス(+E,+.)等のオーバー表示になる。
1. 試料皿の下の異物やダストカバーが試料皿に接触している。
→ 清掃、ダストカバーを取り外してみて下さい。
2. 輸送用ロックが完全に解除されていない。
→ 天秤底部等にある輸送用ロックが完全に解除されているかご確認下さい。
3. スパン値(キャリブレーション値)がずれてしまっている。
→ 取扱説明書に従ってスパン校正(キャリブレーション)をして下さい。
4. 電子天秤内部のメカの破損
⇒ 本体の落下や試料皿への強い衝撃が加わった後でこのような症状が現れた場合は、ほぼ間違いなくメカの破損が原因です。
また、長年のご使用による部品の劣化が原因の場合もあります。
5. 電子天秤内部の電子回路の故障
⇒ 電子部品の劣化、故障、ソフトウエアの消失が原因
計量値が正しく表示されない。
1. 正確な重量表示をしない
→ 取扱説明書に従って、スパン校正(キャリブレーション)をして下さい。
⇒ 電子部品の劣化、故障、ソフトウエアの消失が原因
計量値の時間的変化が大きい(数値が流れる)。
1. 室温の変化が大きい
→ 特に冬季は天秤本体に通電がされていない場合は、上記要因と相まって顕著に現象が現れます。室温の温度変化を小さくし安定を計るようにしてください。
2. 電源投入直後の初期変化
→ 特に冬季の分析用天秤は十分な通電時間を確保してください。
3. 試料自体の吸湿
→試料の性質に合った測定環境、測定条件を確保してください。
4. 電子天秤内部の電子回路の故障
⇒ 電子部品の劣化、故障、ソフトウエアの消失が原因
同一試料の計量値に再現性が無い。
1. 試料や試料皿が静電気の影響を受けている
→ 天秤本体、ダストカバーを濡れた布などで拭いたり、除電スプレー等を使ってみる。
2. 試料を載せる位置で計量値が変わる(偏置誤差) 詳しくは日常点検へ>>>
⇒ 経年的な変化や衝撃により内部のメカの調整がずれてしまっている。
3. メカ部分の汚れ、動作部分への異物の混入
⇒ 経年的な埃の蓄積、虫の侵入など。
“Error 3”等の各種エラーメッセージが表示される。
1. ノイズによる電子回路の誤動作
→ 一度電源を切って再度電源を入れ正常に動作すれば問題ありません。
⇒ 内部設定の消失、電子部品の故障。
2. 校正(キャリブレーション)時に“Cal Err”が表示される
→ 校正に使用した分銅が正しいか又、外乱が無いかご確認下さい。
⇒ 天秤の校正機能の故障。
*取扱説明書に記載のエラーメッセージを参照して下さい。
表示の一部が欠けたり、ゴースト等、余分な表示が出る。
1. 表示の不良
⇒ 表示素子(LCD,LED)や表示ドライバー用電子部品の故障。
2. 蛍光表示の輝度低下
→ ご使用の天秤に全点灯表示のモードがあれば、全点等表示のままで、 一晩ほど放置すると輝度が回復することがあります。
パネルのキースイッチを操作しても機能しない。
1. 内部設定による禁止機能
→ 取扱説明書に従って、内部設定をご確認下さい。
2. スイッチの接触不良
⇒ スイッチの接点劣化による故障。
RS-232Cの入出力ができない。
1. 接続当初からの通信不良
→ 接続ケーブルの配線、天秤の設定、パソコンの設定をご確認ください。
2. 使用開始後の通信不良
→ ケーブルの断線、天秤の設定、パソコンの設定をご確認ください。
⇒ 天秤の出力コネクタ部、出力用電子部品の不良。
その他の現象、状態
1. 表示(計量値)が安定せず、ばらつく
→ 振動や風等の外乱。
→ 特に冬季の粉体試料=静電気
⇒ メカ部分の汚れ、故障
⇒ 電子部品の劣化、故障
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