トップサポート情報 > 電子天秤の構造と動作原理
電子天秤は、「天秤」という文字がつく通り、試料皿に載せた物の質量とバランスするように、支点の反対側にどれだけの力を加えたかによって計測する方式の計量器です。
1. 上の図で、試料皿に物を載せるとビーム(さお)が支点を中心に傾きます。
2. ビームの傾きを位置センサーが検出すると、アナログ回路がより多くの電流をコイルに流します。
3. コイルに発生した磁力とマグネットの相互作用により、ビームは元の位置まで戻るように動きます。
4. ビームが元の位置に戻ったことを位置センサーが検出するまで、上記の2、3が連続して繰り返されます。
5. ビームを元の位置に戻すのに、コイルに電流をいくら流したかをA/D回路とデジタル回路で検出し、これを重量値に変換して表示します。
6. マグネットは周囲の温度変化により特性が変わるので、これを補正する為に温度センサーを内蔵しています。
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