当社は「計量器の正しい維持管理」を目的として電子天秤の「検査」と「JCSS校正」を明確に区別しております。
最も大きな違いは、検査では電子天秤の合否の判定をします。
検査、校正に使用する分銅は、国家標準とトレーサビリティの確保された、参照標準(JCSS2203767)=一級基準分銅、参照標準(JCSS2203768)により校正・検査されたミクロ天秤No.75448,セミミクロ天秤No.40701457,電子天秤No..113015,No..6901750,
No..13012598等により校正された常用参照標準(M1級)=実用基準分銅の一部又は組み合わせになります。
発行する検査成績書、検査校正証明書はISO等各種規格に対応しており
検査は、何れのメーカーの電子天秤でも可能です。
検査については長年、天びん製造・修理に携わった関係上、計量法上の検定に近い形での作業で実施しています。
*計量士の方が行う特定計量器(取引証明用)の定期検査ではありません。
JCSS校正は計量法第143条項の規定に基づき(独)製品評価技術基盤機構により登録・認定された「校正品質マニュアル」に従って、ひょう量300kgまでの計量器の現地(校正用分銅内蔵機種は社内可)校正を行い、不確かさを校正証明書に記載しますが当社では感度の温度係数の検証について認定センターから適切な回答が得られない為、登録・認定以来お客様のもとでのJCSS校正を実施しておりません。
※詳しくは考察資料「
トレーサビリティについて」をご覧下さい。
電子天秤のJCSS校正は公正公平な機関である
日本品質保証機構(JQA)、日本電気計器検定所(JEMIC)にご相談されることをお勧めします。
当社の校正測定能力
↓
http://www.iajapan.nite.go.jp/jcss/pdf/jigyousya_f/D0286M.pdf
★簡単ですが相違点を表にしましたので、ご参考にして下さい。